J1リーグ成績は振るわずも、経営面で前人未踏の快進撃!
サッカーJ1の名門クラブ「浦和レッズ」が、2024年度の経営情報を発表し、Jリーグクラブ史上初となる“2年連続で売上100億円超え”を達成したことが明らかになりました!
正直、チーム成績だけを見ると厳しいシーズン。J1リーグでは13位と振るわず、ルヴァンカップでも早期敗退。さらには天皇杯やAFCチャンピオンズリーグへの出場権も逃してしまうなど、ファンとしては悔しい一年でした。
しかしながら、クラブ運営の“屋台骨”である経営面では驚くべき快挙を成し遂げています。まさに、ピッチ外の勝利です!
観客動員数15年ぶりの70万人超!“レッズ愛”が支える興行力
クラブの大きな支えとなったのが、多くのファン・サポーターの存在。J1リーグ戦のみの開催にもかかわらず、年間入場者数はなんと712,852人!これは2009年以来15年ぶりの70万人超えで、平均入場者数は37,519人。週末開催の埼玉スタジアムの試合に限れば、平均40,922人と“満員の赤いスタジアム”を体現する数値に。
雷雨による試合中断・中止や、チームの不調という困難がありながらも、変わらぬ声援でクラブを支えるファンの存在が、浦和レッズの強さを物語っています。
広告収入は安定の4,000百万円超え、グッズは過去最高更新!
広告収入は4,108百万円と、3期連続で4,000百万円超を維持。RBC(レッズビジネスクラブ)の支援やパートナー企業との連携が、クラブの持続的な経営を支えています。
さらに注目は「グッズ売上」。主力商品のユニフォームが好調で、1,594百万円と過去最高額を更新!スタジアム観戦が増えるとグッズも売れるという、まさに理想的なサイクルが生まれています。
堅実経営で利益・資産も着実に積み上げ中
営業利益は329百万円、当期純利益は311百万円と前年を上回る好成績。利益剰余金も1,535百万円まで拡大し、クラブの“体力”は確実に向上中。資本金・資本準備金と合わせた純資産は1,921百万円となり、堅実な経営が実を結んでいることがうかがえます。
「チームが苦しい時こそ、スタジアムを赤く染める」―レッズファンの誇り
成績が厳しくとも、ブレないサポーターの情熱と、それに応えるクラブの経営努力が、今回の記録達成につながったと言えるでしょう。
2025年シーズンに向けて、クラブは再び頂点を目指し、“熱気ある満員のスタジアム”の実現を掲げています。勝ち星を増やすのはもちろん、クラブ全体で「地域の誇り」を取り戻す一年となるはずです。
浦和レッズが、スポーツビジネスとしての理想形を体現し続けられるよう、今後も埼玉スタジアムのスタンドを赤く染めていきましょう!
