埼玉県越谷市の歴史ある「旧日光街道 越ヶ谷宿」の魅力を再発見し、地域の活性化を目指すプロジェクト「地域デザインファクトリー越谷」が大きな成果を迎えました! 2024年10月からスタートしたこの取り組みでは、地元クリエイターと市が協力し、越ヶ谷宿の魅力を伝えるPRポスターを制作。その完成を記念し、2月19日(水)に越谷市役所にて贈呈式が行われます。
地域の魅力を「Rethink」するプロジェクトとは?
このプロジェクトは、クリエイターの新たな働き方を提案する「クリエイターズマッチ」が主催し、JTの「Rethink PROJECT」の支援のもと進められました。自治体の課題を、地元クリエイターの視点で解決しようという試みです。
越谷市の「旧日光街道 越ヶ谷宿」は、江戸時代から続く宿場町として栄え、今も歴史と文化が息づく場所。越谷ひな人形や越谷甲冑といった伝統工芸や、水辺の風景など、多くの地域資源があります。これらの魅力をどう発信し、多くの人に伝えるか? それが今回のプロジェクトのテーマでした。
地元クリエイターが手掛けた11種類のポスター
プロジェクトには、越谷市にゆかりのある5名のクリエイターが参加。彼らが「Rethink(=視点を変えて考える)」をコンセプトに制作したポスターは、次の2シリーズに分かれています。
①「越ヶ谷宿を歩こう。」(A2ポスター・全8パターン)
季節ごとに「ハレの日(特別な日)」と「ケの日(普段の日)」の風景を表現し、まちを歩く楽しさを伝えるデザインです。春夏秋冬、それぞれの季節にぴったりな情緒あふれる風景が印象的です。
- 春の越ヶ谷宿を歩こう。
- 夏の越ヶ谷宿を歩こう。
- 秋の越ヶ谷宿を歩こう。
- 冬の越ヶ谷宿を歩こう。
②「幕の内伝統」(B2ポスター・全3パターン)
越ヶ谷宿の歴史と伝統を象徴する「徳川家の葵紋」を大胆に配置し、歴史の重みを感じさせるデザイン。雛人形や甲冑、蔵のある風景など、越ヶ谷宿ならではの文化を視覚的に伝えています。
- 幕の内伝統(甲冑)
- 幕の内伝統(雛人形)
- 幕の内伝統(蔵)
ポスターはどこで見られる?
今回完成したポスターは、越谷市内の商店会や商業施設、飲食店、カフェ、駅などで掲出予定。市内のさまざまな場所で見かけることができるでしょう。
完成作品の贈呈式について
ポスター完成を記念し、越谷市へ贈呈する式典が行われます。
- 日程: 2月19日(水) 14:30〜15:00
- 場所: 越谷市役所本庁舎 4階会議室
- 参加者: 地元クリエイター、福田晃市長ほか
参加クリエイター紹介
今回のプロジェクトを手掛けた5名のクリエイターを紹介します。
- 石川 久士さん: クリエイティブディレクター・コピーライター。地域のブランディングに精通。
- 石川 真理花さん: アートディレクター・デザイナー。夫婦で地域密着のデザイン活動を展開。
- 梅津 優子さん: フォトグラファー。越谷市出身で、地域に根差した撮影を行う。
- 高浜 崇さん: アートディレクター・デザイナー。CIやパッケージデザインを手掛ける。
- 山崎 真代さん: アートディレクター・デザイナー。日本パッケージデザイン大賞などで受賞歴多数。
クリエイティブの力で地域を盛り上げる!
「地域デザインファクトリー越谷」は、クリエイティブの力で地域を元気にするプロジェクト。今回のポスターは、越ヶ谷宿の歴史や文化をより多くの人に知ってもらうきっかけとなるでしょう。
これから越ヶ谷宿を訪れる際は、ぜひポスターの世界観と実際の街並みを見比べながら散策してみてください!