ダメライター、死地へ赴く
皆さんコンニチハ!
毎日がゴールデンウィークのダメライター、あるかでぃあデス!(=゚ω゚)ノ
ゴールデンウィークもあっという間に終わってしまった感がありますが、皆さんはどこか遊びに行かれましたか?
かくいうオレはひたすら家でゴロゴロするという素晴らしいダメ人間っぷりを発揮していました。
そんなところへまたもや秘密指令が。
「おはようあるかでぃあ君。今回はこどもの日にまつわるイベントを取材してくるのだ」
「はあ。こどもの日ですか。ってか、ゴールデンウィークにイベント取材とか死にに行くようなものなんですが……」
「つべこべ言わずに探すのだ」
というわけで仕方なく自慢のさいたまデータベースで検索開始。
こどもの日と言えば……
やっぱり「こいのぼり」ですよね。
ひとまずこのキーワードを元に探してみることに。
あえて言おう!加須であると!
5月3日金曜日午前6時。
いつもならまだまだ夢の中のこの時間に我が家を出発。
向かった先は埼玉県加須市。
どうでもいいけど多分この市の名称は初めて見る人なら読み間違える確率120%。
かすし、じゃないですよ。
か・ぞ・し!
この加須市で何が行われるのかといえば……
市民平和祭というお祭りが開催されるのです。
んで!
このお祭りの目玉が「ジャンボこいのぼり」なのですよ。
よくあるこどもの日のイベントと言えば、
たくさんのこいのぼりを河川敷などに泳がせて眺めて楽しむ
ようなものがありますが、この加須市民平和祭のこいのぼりは一味違う。
というか全然違う。
なんと
全長100mの超巨大なこいのぼりを空に泳がせるのですよ!
そのこいのぼりの大きさは日本一だとか。
むしろこいのぼりなんて日本でしかやらない風習なので、世界一といっても過言ではないはず。
そんなジャンボこいのぼりを取材するために早起きし、ゴールデンウィークの大渋滞もなんのその、愛車をカッ飛ばしたのです。
その日はとても暑かった
午前10時30分。
予定より大幅に遅れつつもなんとか平和祭指定の臨時駐車場へ到着。
しかしここからが本当の地獄でした。
何しろ暑い。
無茶苦茶暑い。
本当に5月初旬なのかと疑いたくなるほど暑い。
晴れ男もここまで来るとちょっと困りもの。
しかも駐車場が会場から2km以上も離れてる。
マジかー!
どうやら駐車場から会場への臨時無料シャトルバスも出ているようでしたが、係りの方に聞いてみれば30~40分近くは待つとのこと。
そんなに待っていたらジャンボこいのぼりの掲揚時間に間に合わなくなってしまう!
意を決したオレはここから炎天下のウォーキング開始。
帽子持ってくればよかった。
まだ暑さに慣れてない季節ということもあって2km超の道のりは思った以上にキツかったですが、必死に歩いた甲斐もあって
11時過ぎくらいには遠くに会場が見えてきました。
会場は加須市が管理する利根川河川敷緑地公園。
小高い土手を進んでいくと、屋台やたくさんの人だかりが。
そういえば、会場の奥に見える大きなクレーン車が気になりますね……
テントの設営にしては大きすぎるし。
気になったら調べるしか!
ということで汗だくになりつつも走り寄ってみると……
ジャンボこいのぼりの横断幕が!
なるほど、このクレーン車でこいのぼりを引っ張り上げるんですねー。
ジャンボこいのぼりの周囲には万が一クレーン車が倒れても大丈夫なように広い安全地帯が確保されており、見物の人たちはその外側の土手沿いにレジャーシートやテントを広げてこいのぼりが上がるのを今か今かと待っています。
それにしても物凄い人の数!
会場中心の舞台の上では開会式らしき催し物が行われており、この平和祭のマスコットキャラである「こいのぼりん」の姿も。
市民の方々と記念撮影などをしていました。
感動のジャンボこいのぼり!
そうこうしているうちにクレーン車が動き出しました。
いよいよジャンボこいのぼりの登場か!?
……ありゃ?随分小さくない?
と思ったら、どうやらこれは風を見るための準備だったようで。
すぐに降ろされて次の作業へ。
クレーン車が動き始めたことに観衆も気が付いたようで、みんな立ち上がって様子を伺い始めます。
作業員の動きが慌しくなり始めたと思ったその時!
おお!
おおおお!!
ジャンボこいのぼりがっ!
上がったーーーーーっ!!!
ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ
すごいすごい!めっちゃすごい!超大きい!!!
観衆もこいのぼりが上がり始めた頃は盛んに拍手などをしていたのですが、それが次第に高くなり全身が空に舞い始めると「おおおお~……」という感嘆のどよめきに変わり、拍手をするのも忘れてしまうほど。
本当にビックリするほど大きいんですよ。
大空を泳ぐジャンボこいのぼりは雄大の一言。
感動すら覚えます。
準備の時に見えたちいさなこいのぼりも一緒に上がっていたので、その大きさの比較になるかと。
というか、あの小さなこいのぼり、よく見たらあれでも真鯉だったんですね。
普通のこいのぼりでは一番大きな「お父さんこいのぼり」です。
悠然と風にたなびくジャンボこいのぼりを見ていたら、何やら尾ビレのあたりに何かのマークが。
なんだろうと思ってカメラをズームしてみたら……
あれはコバトン!
あ、コバトンを知らない方のために解説しますと、埼玉県のマスコットキャラでして、天然記念物でもあり埼玉県の「県民の鳥」に指定されているシラコバトがモチーフとなっているのです。
埼玉県内を歩いていると、ちょくちょく目にするキャラクターですね♪
ジャンボこいのぼりを回り込むようにして眺めながら会場を歩いていくと、加須市の特産品売場に出ました。
道行く人がみんな片手にきゅうりを持っているから何だろうと思ったら、青空市場で試供配布していたのですね。
オレも1本頂いてかじってみると……
これが超おいしい!
さすが名産品に並べるだけのことはありますね。
冷たくてみずみずしいきゅうりは、暑い会場では最高のおやつでした♪
さて、この加須市民平和祭にはもう1つの目玉イベントがあるのです。
それはクラシックカーフェスタ!
埼玉県内外から集まったクラシックカーの愛好家たちが、自慢の愛車を展示するのです。
クルマ好きとしては、こちらもチェックしないといけませんよね!
きゅうり片手に会場内を探してみると……
あった!ありましたよズラリと並ぶ名車の数々!
オレもいい歳したオジサンですが、さすがにダットサンの現役車なんて見たことがありません。
いやー今見てもカッコイイですねー。
他にもハコスカやらミゼットやらネットでしか見たことがないような自動車がたくさん!
100年近く昔の自動車まであるのにはちょっと驚きました。
ここからは世界のクラシックカーを存分にお楽しみ下さい♪
思いっきりクラシックカーを堪能した後は、再び平和祭の会場をぶらぶらと。
ジャンボこいのぼりもいつの間にか降ろされ、近くで見られるように立入禁止の柵が取り払われていました。
近くで見ると、改めてその大きさに驚きます。
こいのぼりは午後にももう一度掲げられる予定でしたが、取材はこのあたりで終了。
帰り道には菜の花畑があり、こちらも家族連れの方々にとても好評なようでした。
最後になってしまいましたが、この加須市のジャンボこいのぼりについての概要なども少し。
加須市でジャンボこいのぼりが初めて登場したのは1988年。1996年には2代目が、2003年には3代目が製作され、今年のジャンボこいのぼりは完成したばかりの4代目となります。
今回の平和祭が初お披露目だったんですねー。
過去にはハワイやドイツでも掲げられたことがあり、何気にワールドワイドに有名だったりします。
こいのぼりを見慣れている日本人でも感動するほどですから、海外の方が見たらなおさら衝撃だったんじゃないでしょうか。
このお祭りの名前の通り、日本発祥のこいのぼりが平和の象徴として世界中の空で泳いでくれるのは、日本人としてちょっと誇らしくもあったり。
ゴールデンウィークの大渋滞と季節外れな暑さにバテ気味でしたが、最高に楽しい1日でした♪
(取材・執筆:あるかでぃあ)
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