GWの予定は決まりましたか?
4月に入ってから暖かくなったり寒くなったり……
体調管理が大変ですね。
皆さんこんにちは。
暑さにも寒さにも弱いダメライター、あるかでぃあデス。(=゚ω゚)ノ
気候の変化が激しく四季のある日本ではなかなか快適な季節を探すのは難しいですが、そんな中でも特別良い天気に恵まれやすいのは……
そう、ゴールデンウィークですよ!
春の荒天が一段落し、五月晴れとともにやってくる大型連休。丁度この記事が載る頃には家族で旅行の準備などをしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しか~し!
世の中そんなに段取りの良い人ばかりとも限らず。
さあゴールデンウィークだ!
と気張ってみたものの、行く場所なども決まらずどこも予約など入れてない、なんてことも。
そんな方にこそ今回のレポートは読んでいただきたい!
(ドン!)
予約無しでも家族で1日楽しめるイベントスポットをご紹介します!
埼玉県唯一のアレ!
突然ですが、埼玉県に1つしかないものって皆さん何を思い浮かべますか?
意外とあまり思いつかないと思いますが、今回ご紹介するのはそんな県内唯一の施設、水族館です。
え?埼玉県に水族館って1つしかないの?
と思われるかもしれませんが、そうなのですよ、1つしかないんです。
水族館の名前は「さいたま水族館」。
埼玉県羽生市にありまして、広大な自然公園「羽生水郷公園」の中に造られた県営の水族館なのです。
さいたま水族館の面白いところは、淡水に棲む生き物しか扱っていないこと。
埼玉県は海のない県としても有名ですが、そういう関係もあるのでしょうかね?
取材に訪れてみると、丁度
春の特別展として『魚のいない水族館』
というのが始まったばかりのようでした。
んんん?
魚がいないのに水族館なの?(←この謎はのちほど紹介します♪)
さいたま水族館は、前述したように大きな水郷公園の中にあります。
公園の広さは相当なもので園内にサイクリングコースがあるほど。
綺麗に管理された公園入口を入り、少し進むと水族館が見えてきます。
水族館の入場料は大人が410円、子供が100円。
県営だけあってとってもリーズナブル。
(普段は大人が310円ですが、特別展示期間のみ410円になっています。)
それではいよいよ入館。
ここからはおさかな天国と参りましょう♪
淡水魚いっぱい!
入って最初に出迎えてくれるのがヒレナガニシキゴイというコイの仲間。
インドネシア産のヒレナガゴイと埼玉県産のニシキゴイの交配種だそうで、その名の通り長く美しいヒレを持っているのが特徴です。
ニシキゴイらしい黄金の体色も綺麗ですね~。
そこから進むと、ニッコウイワナやヤマメなど、絶滅が危惧される「レッドリスト」入りしている魚が並びます。
他にはアブラハヤにカワムツやヌマムツ、ウグイといったなじみのある魚も。
魚を見るたびに「おいしそうだ」とばかり考えているオレってば一体……w
体長が1m以上もあるソウギョの群れにはかなり驚きました。ソウギョは中国から食用として導入された外来魚で、利根川水系にのみ繁殖しているようです。
魚だけではなく、ヤゴやタガメといった水生の昆虫や、チュウゴクオオサンショウウオなどの両生類も展示されています。
あ、今の最後の写真、どこにオオサンショウウオが写っているか分かりました?
写真の左下をよく見ると……
この岩みたいのがオオサンショウウオです。
見事な擬態ですねー。
この見事な擬態のおかげで魚に気付かれることが少ないため、近くに寄ってきた魚をほとんど動くことなく捕まえて丸飲みにしてしまうんですね。
展示コーナーを進むと、カメに触れて楽しむことができる場所がありました。
子供たちは大はしゃぎ♪
触ることができるのはクサガメや日本イシガメといった種類だったようですが、ふと壁のパネルに目をやるとカミツキガメやワニガメといった怖そうなカメの情報などが。
カメはペットとして飼いやすいですが、最後まで責任を持って飼えないとダメですよね。
常設展示のコーナーの最後はホシガメとキンギョがお出迎え。
ここからは特別展示コーナーの様子を少しだけ。
『魚のいない水族館』ってなんだろう?と思ったら、水辺に棲む生き物の特集展だったのですね。
常設展示の方にも昆虫やサンショウウオなどがいましたが、こちらのコーナーも大盛況のようでした。
ここのコーナーにどんな生き物が展示されているのかは……
ぜひご自分の目で確かめてみてください♪
水族館の外には大きな池があり、そこでもさまざまな魚を楽しむことが出来ます。
日本の池の定番中の定番であるニシキゴイはもちろんのこと、アルビノソウギョやチョウザメといった魚も。
庭園風に造られた池の周りを歩くだけでもとても気分が良かったです。
一通り水族館を見終わったあたりで丁度お昼時。
公園内の売店でたこ焼きを買って昼食に。
あ、水族館ではお土産に石のペーパーウェイトを買ってみました。
325円なり♪
水族館のあとは公園で遊ぼう!
たこ焼きも食べ終わったので、今度は水郷公園を散策してみます。
写真右上に小さく見える水族館や、そのとなりの駐車場との比較から、公園がどれだけ広いのか想像できるかもしれません。
実際に見てみると圧倒されるほどの広さなんです。
園内はとても美しく整備されており快適そのもの。
水郷公園という名前の通り園内には大きな池や川がいくつもあり、その池の周囲には遊歩道が整備されています。
前述したようにサイクリングコースもあり、貸し自転車もあります。
またカヌーの体験コースなどもあるので、遊びに来た思い出作りに家族でチャレンジしてみるのも面白いかも♪
水族館方面から池を横切り南へ歩いていくと開けた芝生の広場が見えてきます。
ここには子供向けの遊具があるほか、バーベキューができるレストスペースもあり、たくさんの家族連れの人たちがレジャーシートを広げて思い思いにくつろいでいました。
最後になってしまいましたが、この水郷公園の成り立ちなども少し。
そもそもは公園内にある宝蔵寺沼に自生してたムジナモという天然記念物の食虫植物を守る運動から始まっており、その保護活動の一環として整備されたのが羽生水郷公園なのです。
さいたま水族館も、その整備事業の1つとして併設されたんですね。
園内の東端付近にムジナモの自生地がありますが、そこは立入禁止。
北側駐車場付近の遊歩道から見ることができます。
水族館だけでなく、水郷公園も含めて丸1日楽しめる素晴らしいスポットです。
近くに駅やバス停がないために若干アクセスが不便ですが、東北自動車道の羽生ICから数分の場所にあり、車なら快適に来られます(電車利用の場合、東武伊勢崎線羽生駅または加須駅からタクシーで約15分)。
水族館は入館料も安く予約の必要もありません。また公園は当然ながら無料で利用できます。
ゴールデンウィークの観光地はどこも人混みで疲れることが多いですが、この羽生水郷公園ならそういった心配も少ないかも。
車でのアクセスが必須であるあたりも、人が少なくて利用しやすい条件かもしれません。
なお、休日だと駐車場はお昼前に満車状態になってしまうようなので、お出掛けするなら午前中のうちがいいと思います。
水族館の開館時間が9時30分なので、一番乗りを目指してみるのもいいかも♪
お出掛けの際は、レジャーシートとお弁当を忘れずに。ゴールデンウィークを思いっきり楽しみましょう!
(取材・執筆:あるかでぃあ)
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