埼玉県行田市の指定避難所「忍小学校」で、避難所開設作業を支援するアプリ「NHOPS」を活用した実証実験が行われました。この実験は、能美防災株式会社が提供する「NHOPS」と、行田市の協力によって実現しました。災害発生時の避難所運営を効率化するこのアプリ、どのように活用されたのか気になりますよね?詳しくご紹介します!
「NHOPS」を活用した実証実験の概要
実証実験は、行田市公民連携窓口「Co-Labo Gyoda」への提案をきっかけに行われました。当日は行田市職員が指定避難所に参集し、「NHOPS」の指示に従い避難所開設作業を進めました。このアプリには、行田市が作成した避難所運営マニュアルが反映されており、避難所開設作業をスムーズに進めるためのサポートが提供されました。
実証実験の様子
参加者は5人1班に分かれ、避難所到着後すぐに作業を開始。建物の点検、資機材の準備、避難者の受付など、一連の避難所開設作業を進めました。アプリを使用することで、次に行うべき作業が明確化され、開設までの時間が短縮されたといいます。
参加者の声
実験に参加した職員からは、次のような声が寄せられました。
- 「やるべきことが明確になり、発災から開設までの時間が大幅に短縮されると感じました。」
- 「作業の進捗がリアルタイムで確認できるのが大きなメリットです。」
- 「手順を確実に実行でき、スキル向上にもつながると期待しています。」
「NHOPS」が解決する課題
「NHOPS」は、避難所開設者が直面する課題を解決するアプリです。具体的には、以下のような機能があります。
- スマートフォン上に作業内容をカード形式で表示
- 次に行うべき作業が一目で分かる視覚的なサポート
- カード内容のカスタマイズが可能で、最新のガイドラインにも対応
これらの機能により、避難所運営を効率化し、住民主体のスムーズな開設・運営を実現します。
今後の展望
行田市危機管理課の平井様は、「アプリによる可視化で、避難所開設作業がスムーズに進み、負担軽減やミス防止に役立つ」と評価。今回の実証実験をきっかけに、行田市と能美防災株式会社は防災体制の強化に向けたさらなる取り組みを進めていく考えです。
災害時の避難所運営をサポートする「NHOPS」、行田市から始まる新しい防災の形に期待が高まります!