地域の人もふらっと立ち寄れる「すくえあ茶屋」が1日限定オープン!
3月22日(土)、草加市谷塚にある「SOCIALSQUARE草加谷塚店」で、“ごちゃまぜ”なまちづくりをテーマにした第一回イベント「すくえあ茶屋」が開催されました!
当日は、DIYワークショップと同時に、屋台でお茶やお団子がふるまわれるちょっとユニークな茶屋が1日限定でオープン。参加者はもちろん、たまたま通りかかった人まで、あたたかな交流が生まれる素敵な時間が流れました。
“ごちゃまぜ”って何?
このイベントを主催したのは、NPO法人ソーシャルデザインワークス。彼らが目指しているのは「ごちゃまぜの社会」。
つまり、障害、肌の色、性別、年齢、境遇——そんな違いを「比較」や「優劣」に変えるのではなく、それぞれが「自分を好きでいられる社会」をつくること。
ありのままの自分でいられることが当たり前になるような場づくりを目指し、福祉サービスの枠を超えて地域とつながる活動を展開しています。
屋台「調剤喫茶いしまる」も登場!
この日の注目はもうひとつ。薬剤師・石丸勝之さんによる屋台「調剤喫茶いしまる」も特別出店されました。
普段は薬剤師として働く石丸さんですが、休日には薬膳茶を無料で提供する屋台活動を続けています。屋台では、お茶を飲みながらのんびり雑談。ときには小さな悩みを打ち明けたり、笑ったり。そんな何気ない会話の中から生まれる「つながり」が、心の健康にも効くんです。
石丸さんはこう語ります。
「薬膳茶は飲まなくてもいい。飾っておくだけでも、自分の健康を思って選んだお茶を見ることで、自分を大事にする気持ちが芽生える。それが何よりの効果なんです」
まさに、心と身体の“調剤”ですね。
DIYワークショップでも交流が広がる
イベントと同時開催されたDIYワークショップも大盛況。参加者たちは工具を手に、思い思いの作品づくりに熱中していました。こういった手を動かす場では、自然と会話が生まれ、お互いの個性が垣間見えるのが魅力です。
「ごちゃまぜ」は日常へ
SOCIALSQUARE草加谷塚は、障害のある方の就労支援や自立訓練を行う事業所として運営されていますが、こうした地域との接点を大切にしているのが大きな特徴。
今後も、どなたでも参加できる「ごちゃまぜイベント」の実施や、誰でもふらっと立ち寄れる開放時間の設置など、地域の“居場所”づくりを続けていくそうです。
イベントだけじゃなく、日常の中にも“ごちゃまぜ”を——そんな思いがひしひしと伝わってきます。
「通過点」ではなく「起点」に——SOCIALSQUARE草加谷塚とは
2025年4月、SOCIALSQUARE草加谷塚はソーシャルスクエアの10拠点目として正式オープンします。
場所は東武伊勢崎線・谷塚駅から徒歩3分とアクセスも抜群。昔、日光街道の宿場町として多くの人が立ち寄ったこのエリアで、今度は現代の「ひと休みの場」としての役割を担います。
「ちょっと立ち止まって、自分のことを見つめ直す」
「安心できる場所があるから、もう一歩踏み出せる」
そんな場があるだけで、人は変われるし、社会も変わっていく。SOCIALSQUARE草加谷塚が、そんな“起点”になっていくことでしょう。
気になる方はぜひ、今後のイベント情報などをチェックしてみてくださいね!
