高校生×チームオレンジいるまが挑む!認知症普及啓発動画の第2弾が完成

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埼玉県入間市で、認知症への理解を深める素晴らしい取り組みが進んでいます!日々輝学園高等学校と「チームオレンジいるま」が共同制作した認知症普及啓発動画の第2弾が完成し、2025年1月27日に入間市長への報告会が行われました。

認知症と共に生きる社会を目指して

「チームオレンジいるま」は、認知症に特化したボランティアグループで、「認知症といきるまち」というキャッチフレーズのもと、地域での認知症啓発活動を行っています。そんな彼らが2024年7月、日々輝学園高等学校に声をかけ、高校生とともに認知症に対する理解を深める動画の制作を開始しました。

第1弾は「声かけ編」として、学校に迷い込んだ高齢者に高校生がどのように対応するかを描いた作品でした。そして今回完成した第2弾は「商品探し」がテーマ。コープ武蔵藤沢店の協力のもと、実際の店舗で撮影され、よりリアルなシチュエーションを再現しています。

高校生が考えた「本当に役立つ」シナリオ

動画の台本は、高校生たちが認知症当事者の声を直接聞いたうえで作成しました。彼らが特に意識したのは、「どうすれば認知症の方が安心できるか」という視点です。

例えば、「いきなり囲んで声をかけると、相手がパニックになるかもしれない」という気づきをもとに、無理に助けるのではなく、大人に繋ぐシナリオに変更。動画を見た人が「これなら自分でもできるかも」と思えるような、実践しやすい内容になっています。

高校生たちはこのプロジェクトを通じて、認知症の方が日常でどんな困りごとを抱えているのかを学び、それを社会全体で支えていくことの大切さを実感したと話します。

チームオレンジいるま会長・内山登氏の想い

チームオレンジいるまの会長である内山登氏は、認知症の方の「外出したい」「買い物したい」という気持ちを尊重し、サポートすることの大切さを語ります。

特に今回の動画では、認知症当事者が「わざわざメモを持ってお店に行く」という行動をとっていることに注目。このような小さな工夫からも、本人ができるだけ自立して生活したいと考えていることが伝わってきます。地域全体で見守ることで、認知症の方が安心して暮らせる社会を目指しているのです。

「認知症といきるまち」入間市の取り組み

入間市は、「心豊かでいられる、未来の原風景を創造し伝承する」をまちづくりの理念に掲げ、柔軟な発想で地域課題の解決に取り組んでいます。

今回のような高校生と地域団体のコラボレーションは、世代を超えた学びの場を提供し、より多くの人が認知症について考えるきっかけとなります。入間市では今後も、地域と連携しながら、認知症の方が暮らしやすい社会の実現を目指していきます。

動画を通じて、あなたもできることを考えよう!

認知症は、誰にとっても身近な課題。今回の動画を通じて、「自分にできることは何か?」と考える人が増えることが期待されます。

「チームオレンジいるま」や日々輝学園高等学校の生徒たちが発信するメッセージを、多くの人に知ってもらい、温かい地域づくりに繋げていきましょう!

🎥 動画の詳細や活動については、入間市公式ホームページをチェック!
🔗 入間市公式ホームページ
🔗 YouTube 入間市公式チャンネル

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