春爛漫の季節、埼玉県行田市にある「さきたま古墳公園」の桜が、今年も見事に満開を迎えました!その美しい風景の裏側には、実は“桜の守り人”とも言える企業の努力があったんです。その名も、総合ハウスメンテナンスを手がける株式会社アサンテ。今回、桜の木を食い荒らす害虫「クビアカツヤカミキリ」から桜を守るための施工を行ったそうです。
歴史と自然が調和する名所「さきたま古墳公園」
「さきたま古墳公園」は、5世紀後半から7世紀初頭に築かれた大型古墳が9基も集まる、国の特別史跡に指定された歴史的な公園です。古墳の斜面や園内に植えられた桜が毎年美しく咲き誇り、地元の方々はもちろん、遠方からの観光客にも大人気のスポット。大型観光バスで団体客が訪れることも多い、埼玉屈指のお花見名所です。
桜を枯らす恐怖「クビアカツヤカミキリ」って?
一見キレイなカミキリムシ。しかしその幼虫は、桜やモモなどのバラ科の樹木の内部を食い荒らし、最終的には枯死させてしまうという厄介な外来種です。2012年に日本で初めて被害が確認され、現在では13の都府県で深刻な被害が報告されており、2018年には「特定外来生物」に指定されました。
アサンテの「木の文化継承プロジェクト」とは?
アサンテが展開する「木の文化継承プロジェクト」は、日本各地の桜や歴史的建築物を次世代へと繋ぐ取り組み。その一環として、同社は2025年2月4日に埼玉県と「さきたま古墳公園の桜保全事業」に関する協定を結び、2月26日・27日に桜への駆除施工を実施しました。
駆除方法にもこだわりあり!
使用されたのは「樹幹注入剤」という方法。これは、冬季の幼虫活動が鈍る時期に薬剤を木の幹に直接注入し、幼虫が薬剤を含んだ木部を食べることで駆除する方法です。薬剤の効果は2年間持続するため、木へのダメージも最小限に抑えることができるのが特長です。
施工の成果、そして満開の春へ
アサンテの尽力により、今年の春もさきたま古墳公園の桜は見事に満開を迎えました。2月の施工から約2ヶ月後の4月4日ごろには、鮮やかなピンクの花々が園内を彩り、多くの来園者を魅了しています。
ただの駆除ではなく、未来への架け橋
アサンテの活動は、単なる虫退治ではありません。長年培ってきた技術で、歴史的建築物や自然の景観を守り続けることで、「木の文化」を次世代に引き継ぐという使命を果たしています。これは、地域の風景を守るだけでなく、環境保護や防災への意識も育む取り組みです。
シロアリにも要注意!春は警戒の季節
ちなみに…春はシロアリの活動が活発になる季節でもあります。特に4〜7月にかけて羽アリが飛び立つ光景を見かけたら要注意。床下や壁の中にシロアリが潜んでいる可能性があります。アサンテではシロアリ対策も得意分野なので、お家のメンテナンスが気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
公式情報はこちらから!
- 公式サイト:https://www.asante.co.jp/
- YouTube「シロアリ出没注意 アサンテチャンネル」:こちら
- Instagram:@noah_asante.termite
- X(旧Twitter):@noah_asante
美しい桜の風景の裏にある、こうした地道な努力を知ると、お花見の景色も一層特別なものに感じられますね。ぜひ、行田市のさきたま古墳公園へ足を運んで、満開の桜とともに未来への想いを感じてみてはいかがでしょうか。