映画の原点に触れる貴重な機会がやってきます!埼玉県所沢市にある「角川武蔵野ミュージアム」の本棚劇場が、2025年3月22日(土)の1日限定でシアターへと変身。無声映画に弁士の語りと生演奏を組み合わせた、特別な映画上映イベント「第2回 本棚劇場シネマ ~無声映画×活弁×生演奏~」が開催されます。
100年以上前の映画が、弁士と楽士によって蘇る
今回上映されるのは、映画の草創期に作られた名作たち。無声映画の世界観をより深く楽しめるよう、映画弁士がライブで語りを加え、楽士が生演奏で音楽を奏でるという贅沢なスタイルで上映されます。
弁士の語りと音楽が合わさることで、無声映画にまるで命が吹き込まれたかのような臨場感が生まれます。映画が発展する以前の時代に人々がどのように映画を楽しんでいたのか、その空気感をリアルに体感できる貴重な機会です。
上映作品ラインナップ
- 『極地征服』(1912年公開/約13分)
監督・主演:ジョルジュ・メリエス
探検家たちが北極を目指す冒険を、映画の魔術師メリエスが独自のトリック映像で表現したSF映画の傑作。 - 『大列車強盗』(1903年公開/約11分)
監督:エドウィン・S・ポーター
西部劇映画の原点とも言われる作品。クライマックスのクローズアップシーンでは、当時の観客が驚きの声を上げたという逸話も。 - 『吸血鬼ノスフェラトゥ』(1922年公開/約68分)
監督:F・W・ムルナウ
ブラム・ストーカーの『ドラキュラ』を映画化した、ホラー映画史上に輝く名作。主演のマックス・シュレックの怪演も必見!
無声映画の魅力を語る豪華ゲスト陣
イベントでは、映画評論家でありフィルム収集家の紀田順一郎氏のコレクションが使用されます。長年にわたり古典映画の魅力を発信してきた紀田氏のフィルムが、このイベントを通じて新たな観客のもとへと届きます。
さらに、角川武蔵野ミュージアムの博物部門ディレクターである荒俣宏氏が登場し、無声映画の魅力や歴史について解説。映画弁士の山内菜々子氏、ピアニストの丹原要氏も出演し、作品に命を吹き込みます。
本棚劇場の特別な空間で映画を楽しむ
「角川武蔵野ミュージアム」の4Fにある本棚劇場は、普段は高さ8mの本棚に囲まれた幻想的な空間として知られています。この特別な空間が、この日は映画館に変身。巨大なスクリーンとともに、映画が上映される贅沢なひとときを楽しめます。
イベント詳細・チケット情報
- 開催日時:2025年3月22日(土) 開場10:30/開演11:00/終了予定14:00
- 会場:角川武蔵野ミュージアム 4F 本棚劇場(埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3)
- チケット価格(税込):
- 一般(大学生以上):1,400円
- 中高生:1,200円
- 小学生:1,000円
- 未就学児:無料
- チケット購入方法:オンライン(https://tix.kadcul.com/)または当日窓口にて購入可
無声映画の世界へ、時を超えた旅に出よう!
普段はデジタル映像に囲まれている私たちですが、このイベントでは100年以上前の映画文化を、当時のスタイルそのままに楽しむことができます。無声映画の独特な魅力を体験できるこの機会、映画ファンはもちろん、歴史や文化に興味のある方にもおすすめです。
ぜひ、所沢の角川武蔵野ミュージアムで、映画の原点に触れる感動を味わってみてください!
公式サイト: https://kadcul.com/event/218