水中インフラの老朽化問題に、新たな点検ソリューションを
埼玉県川越市に拠点を置く株式会社ジュンテクノサービスは、2018年から水中ドローンを活用した点検技術を提供し、上下水道設備やダム、河川などの水中インフラの安全確保に貢献しています。
水中設備の老朽化が進む中、従来の点検方法は主に目視や潜水士による作業に依存していました。しかし、潜水士の人材不足や安全性の確保、作業効率の向上を求める声が高まる中、水中ドローンを用いた点検技術が注目を集めています。
水中ドローン「FIFISH E-GO」で実現する効率的な点検
同社は、中国・深圳市のQYSEA Technology社製の「FIFISH」シリーズを採用し、リアルタイム映像の確認や高精度なソナーによるデータ取得を実施。水を抜かずに安全かつ効率的な点検が可能となりました。
特に「FIFISH E-GO」モデルには、2Dイメージングソナーや二重定規クリップを搭載し、より詳細な情報収集ができる点が大きな強みです。
活用分野と実績
- ダム:ゲート戸当り、取水スクリーン、ダム下流エプロン部などの点検
- 農業用水:サイホン水中部、導水管内、水路トンネルの調査
- 河川:護岸、樋門、堰付帯水路の漏水点検
- 上下水道:取水施設や配水池、処理水配管の点検
- 港湾:岸壁や港内橋脚の水中調査
- 工場・水産施設:構内排水管、海水導水管内の状態チェック
水中ドローンの導入で実現するメリット
- 水を抜く必要がないため、施設の稼働を止めずに点検可能
- 潜水士不要で、作業者の安全性を確保
- 高解像度カメラとソナーで、詳細なデータ取得が可能
- 上下水道だけでなく、ダム、河川、湖沼など幅広い環境で使用可能
最新技術「トレーサー検査」で漏水調査も可能
2024年には新オプション「ウォーターサンプラー」を搭載し、水流の動きを可視化する「トレーサー検査」を導入。上下水道管の漏水や流れの異常をより精密に調査できるようになりました。
水中インフラ点検の未来を支える、確かな技術と実績
株式会社ジュンテクノサービスは、国土交通省の「新技術情報提供システム(NETIS)」にも登録されるなど、確かな技術と実績を持つ企業です。さらに、埼玉本社に加えて福岡営業所を開設し、より広範なエリアでの対応を可能にしています。
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