埼玉県飯能市にある北欧ライフスタイル体験施設「メッツァビレッジ」で、ちょっと特別な春のアートイベントが開催されます。主役は、フィンランド出身のメディアアーティストであり音楽プロデューサーでもあるミッコ・H・ハーポヤさん。彼の代表的なアートプロジェクト「Helsingin reitit-The Routes of Helsinki(ヘルシンキの道)」が今年で15周年を迎え、それを記念した展覧会とスペシャルライブが、4月19日(土)~27日(日)まで行われます。
都市の音風景をアートに昇華。フィンランドの“音の旅”へ
ミッコさんのアートは、都市の「音」を捉えて作品にするユニークなサウンドスケープ・アート。今回の展示は、彼の長期プロジェクト「Helsingin reitit」の集大成とも言える内容です。ヘルシンキの街中や森で収録した自然音、都市音、さらにはフィンランドの伝統楽器「ヨウヒッコ」の演奏までが融合し、まるでその場にいるかのような没入体験を味わえます。
注目のメイン展示「The Skin of the City」
展示の目玉は、都市を草の根レベルから見つめた映像と3D音響による作品「Kaupungin iho–The Skin of the City」。10年にわたる映像と音の記録を組み合わせて、変化し続ける都市の鼓動を感じることができます。
“森の声”を聴く「Keskusmetsä–The Central Forest」
もう一つの見逃せない作品は、フィンランドの森を舞台にしたバイノーラル音響作品「Keskusmetsä」。鳥のさえずり、木々のざわめき、鹿の足音、そしてヨウヒッコの旋律が交差し、都会にいながら森の中に入り込んだような感覚に。COVID-19によって飛行機の音が消えた2020年夏、数十年ぶりに録音できたという貴重なサウンドも収録されています。
ハーポヤさんの音楽が手に入る!POP-UPレコードストアも
展示期間中は、ハーポヤさんの音楽を実際に手に取れる「POP-UPレコードストア」もオープン。最新作『Helsinki Soundtrack』や『Unheard Landscapes』のほか、彼が関わったフィンランド伝統音楽のCDやレコードも購入可能。アートの余韻を家に持ち帰るのもおすすめです。
スペシャルライブで“音の旅”を体感しよう
4月20日(日):ヨウヒッコの音色に酔いしれる夜
フィンランド伝統楽器ヨウヒッコの響きを堪能できる「Mikko H. Haapoja-Jouhikko music from Finland」。世界的にも珍しいベース・ヨウヒッコの演奏は圧巻! 1ドリンク付きで、さらに+200円でこだわりのドリンクにも変更できます。飯能の自然に包まれながら、北欧の音の世界に浸ってみては?
4月26日(土):世界中の音がひとつになる「Unheard Landscapes」
ヨウヒッコとエレクトロ・アコースティックなサウンドアートが融合する新感覚ライブ。ヘルシンキ、東京、ニューヨーク…世界各地の“音風景”をミックスした壮大な音のコラージュを体感できます。
無料で楽しめるミニコンサートも要チェック!
初日と最終日には、無料で楽しめるミニコンサートも開催。ビジュアルアートと音が融合するオープニング、トークを交えたクロージング、どちらもアートに興味のある方には必見の内容です。
- オープニングコンサート:4月19日(土)15:00~@クラフトビブリオテック
- クロージングコンサート:4月27日(日)14:00~@クラフトビブリオテック
メッツァビレッジで自然×アートの贅沢な時間を
このイベントの舞台となる「メッツァビレッジ」は、豊かな自然と北欧文化が融合した体験型施設。雑貨マーケットやカフェ、ボートアクティビティなども充実していて、一日中楽しめます。2025年3月には「HYPER MUSEUM HANNO」もオープンし、さらにアートの魅力が増しています。
春のひととき、飯能の森の中でフィンランドの音の旅に出かけてみませんか? 感性を刺激する貴重な体験になること間違いなしです!
