アサヒロジスティクスが挑む未来型物流のかたち
私たちの毎日の「食」を支えてくれている物流の世界に、新たな風が吹いています。なんと、埼玉県比企郡嵐山町にある「花見台共配センター」がこのたびリニューアルされ、2025年4月15日(火)に竣工式が行われることになりました!
このセンターを運営するのは、1,700台のトラックと2,700人以上のドライバーで毎日500万人分の食生活を支える、アサヒロジスティクス株式会社。埼玉県大宮区に本社を構える同社は、30年近く地域の物流を支えてきた「花見台共配センター」を、時代に合わせた設備へと大幅に刷新しました。
老朽化に対応し、スクラップ&ビルドで未来へ
1995年に誕生したこのセンターは、もともとは「花見台TCセンター」「花見台CFセンター」としてスタート。その後、共配(※複数の顧客の商品をまとめて配送)機能を強化するため、2010年に「花見台共配センター」と改称され、主に外食チェーン向けの在庫保管や仕分け、配送などを担ってきました。
しかし、年月とともに施設の老朽化やキャパシティ不足などの課題が浮き彫りに…。そこで今回の建て替え工事が実施されたわけです。しかもこれは、今後の物流拠点づくりの“モデル事業”として、アサヒロジスティクスが本格的に進める「スクラップアンドビルド」戦略の第一歩でもあるのです。
従業員にも嬉しい!冷凍自動倉庫や空調の導入
新しいセンターでは、働く人の環境もしっかり改善。特に注目なのが、常温倉庫へのエアコン導入。夏の猛暑や冬の寒さにも対応し、快適な作業環境が整えられています。
さらに、自動倉庫などの最新設備を導入することで、在庫管理や仕分け作業もよりスムーズに。業務の効率化はもちろん、作業の負荷も軽減され、従業員にとって嬉しいポイントがたくさん詰まっています。
冷凍保管キャパシティはなんと3倍以上に!
物流業界では近年、冷凍品の取り扱いニーズが急増中。新センターでは、そのニーズに応えるべく冷凍在庫の保管容量が大幅に拡大されました。
具体的には、現在のセンターと比べて225%の保管容量を誇り、将来的には既存棟の改修も含めると、325%にもなるとのこと。これはもう、関東一円の冷凍物流を支える大黒柱になること間違いなし!
広がる配送網、甲信越エリアへの対応も視野に
ストックヤードやクロスドックスペース(方面別に仕分けする中継拠点)も強化され、関東圏はもちろん、甲信越エリアへの対応力もアップ。今後は、埼玉県内の他の共配センター(五霞、岩槻、松戸、千葉長沼、横浜、愛川)と連携しながら、より強固で柔軟な物流ネットワークが築かれていきます。
物流の安定性は、私たちの暮らしの安心にもつながります。まさに「縁の下の力持ち」とも言える存在ですね。
竣工式の日程と会場のご案内
新しい花見台共配センターの竣工式は、以下のスケジュールで執り行われます。
- 日程:2025年4月15日(火)
- 時間:10:30 施設案内/11:00 神事/11:30 竣工式(直会)
- 場所:アサヒロジスティクス株式会社 花見台共配センター
(埼玉県比企郡嵐山町花見台7-1)
さいごに
物流というとあまり馴染みがないかもしれませんが、私たちがスーパーで食材を手に取れたり、レストランで温かい料理を食べられたりするのも、こうした物流拠点の支えがあるからこそ。
アサヒロジスティクスの挑戦は、これからの食生活や地域社会をさらに豊かにしてくれるに違いありません。埼玉県発の物流イノベーション、これからの展開にもぜひ注目してみてくださいね!