建設現場や高所作業で活躍するクレーン車が、まさか「映像の世界」で活用されるなんて驚きではありませんか?埼玉県三郷市と吉川市を拠点とする篠田重機株式会社が、そんな新たな挑戦をスタートさせました。その名も「バードビジョン」。2025年1月10日には、専門チーム「バードビジョンプロジェクトチーム」が発足し、本格的な事業展開を始めます。
「バードビジョン」って何?
「バードビジョン」は、篠田重機が独自に開発した、クレーン車を活用した高所撮影システムです。クレーンのブーム(アーム部分)に「超高性能防振カメラ」や「多目的自動水平台」を設置することで、これまでドローンや他の撮影機材では難しかった100m超の高所からの安定した撮影が可能になります。
ドローンでは風の影響を受けやすかったり、夜間撮影が苦手だったりしますが、「バードビジョンカメラ」は鮮明でブレのない静止画・動画を提供。これにより、スポーツ中継、イベント撮影、都市計画の資料撮影など、多彩なニーズに応えることができます。
こんなシーンで活用されています!
- スポーツ中継(ゴルフ、サッカー、モータースポーツなど)
- 映画やドラマの特殊シーン撮影
- 建設現場の施工写真撮影
- 高所清掃や点検作業(煙突や橋梁など)
- 花火大会やイベント警備の監視
さらに、「バードビジョン」は、都市計画のための資料撮影や、災害対策のモニタリングなど社会貢献にも役立っています。
技術と安全性を兼ね備えた新たな挑戦
篠田重機が自慢する「バードビジョン」は、高度100mにも及ぶ撮影能力だけでなく、安定性と安全性を最大限に考慮したシステムです。例えば、夜間撮影や長期間の連続撮影でも問題なく対応可能。これが可能なのは、篠田重機が50年以上にわたって培ってきたクレーン技術の賜物です。
プロジェクトチーム発足の意義
この度、新たに発足した「バードビジョンプロジェクトチーム」では、映像業界や大学、自治体などとの連携をさらに強化。映像ディレクターや技術者と協力しながら、幅広い活用の可能性を模索します。また、専門のプロデューサーを育成し、どんなニーズにも応えられる体制づくりを目指しています。
未来を映し出す「バードビジョン」に注目!
篠田重機の挑戦は、単なる技術革新にとどまらず、社会や産業を変える可能性を秘めています。スポーツ、エンタメ、建設、公共事業といったさまざまな分野で、これから「バードビジョン」がどんな未来を描き出していくのか、目が離せません。
さらに詳しい情報は、篠田重機の公式サイトや「バードビジョン」特設サイトをご覧ください。興味を持った方はぜひ、プロジェクトチームにお問い合わせを!