入間市立豊岡小学校では、先生・保護者・企業・市役所が協力し、子どもたちの「やりたい!」をカタチにする取り組みが行われています。今回は、ことばの教室(難聴・言語障害通級指導教室)で開催された「ウィンターフェスティバル」と、3年生による「入間市をもっとすきになってもらい隊」の活動をご紹介します!
ことばの教室主催「ウィンターフェスティバル」
2024年12月23日、ことばの教室に通う児童たちが中心となり「ウィンターフェスティバル」が開催されました。このイベントは、吃音のある若者が接客の夢に向けて活動する『注文に時間がかかるカフェ』を参考にしたもので、今年で2回目の開催となります。
フェスティバルの目的
- 「自分たちでやりたい活動を積極的にやりきる」
- 「言葉に詰まっても最後まで話しきる」
- 「吃音や難聴のことを正しく知ってもらう」
イベントでは、児童たちが自ら企画し、射的やペットボトルフリップ、カフェなどの出し物を運営しました。接客の際には、「最後まで話を聞いてください」など、吃音・難聴についての説明を自分たちで行い、お客さんに理解を深めてもらう場となりました。
「やりたい」をカタチにできたポイント
先生の力
「注文に時間がかかるカフェをやりたい!」という子どもたちの想いに応え、それぞれの得意分野を活かせるようなお店作りをサポートしました。
保護者の力
イベント準備や当日運営を協力しながらも、あくまで主役は子どもたち。サポートが必要な時にそっと手を差し伸べました。
企業の力
入間ケーブルテレビ株式会社の協力で、アナウンス教室の開催や、吃音・難聴の紹介動画を制作。フェスティバル当日には、廊下で放映し、多くの人に見てもらうことができました。
入間市をもっとすきになってもらい隊!PR動画を制作
豊岡小学校3年生の児童たちは、「入間市をもっとすきになってもらい隊」を結成し、入間市のPR動画を制作しています。これは、社会や国語、総合的な学習の時間で学んだ「入間市のこと」や「お茶のこと」を活かし、自分たちで企画し発信するプロジェクトです。
動画制作の流れ
- 1月21日…市長にインタビュー
- 1月30日…教育長と入間市のマスコットキャラクター「いるティー」にインタビュー
- 2月頃…動画完成予定、授業参観で発表後、市公式YouTubeで公開
「やりたい」をカタチにできたポイント
先生の力
「PR動画を作りたい!」という声を受け、学習計画を作成。著作権や肖像権についても指導し、情報リテラシーを高める機会にしました。
市役所の力
「市長や教育長にインタビューしたい!」という児童の希望を叶えるため、市役所が全面協力。さらに、完成した動画は市の公式YouTubeなどで公開予定です。
未来共創のまちづくりへ
入間市立豊岡小学校では、学校・家庭・地域社会が一体となり、子どもたちの成長を支える環境づくりを進めています。未来を担う子どもたちが、社会の中で自分らしく活躍できるよう、これからも「やりたい!」をカタチにする取り組みを続けていくことでしょう。
未来の入間市をつくるのは、今を生きる子どもたち。地域全体でその挑戦を応援していきたいですね!