入間市の未来を担う高校生たちが、地域の課題に真剣に向き合い、その解決策を市や企業に提案するという素晴らしい取り組みが行われました!
このプロジェクトは、埼玉県立入間向陽高等学校の3年生たちが「総合的な探究の時間」で取り組んだ一年間の成果発表。市役所と企業(株式会社スタジオスポビー)と連携しながら、地域の課題や魅力を深掘りし、実際にアプリを使いながら改善提案まで行った本格的な内容となっています。
アプリ「SPOBY(スポビー)」を通じて地域貢献!
生徒たちが注目したのは、入間市が進める「脱炭素ライフスタイル」を後押しするアプリ「SPOBY」。歩いた距離などに応じてポイント(リワード)が貯まり、さまざまな特典と交換できるというユニークな仕組みです。
高校生たちは実際にこのアプリを使ってみた感想をもとに、使いやすさや魅力アップのためのアイデアを練りに練って発表。たとえば、
- アプリの操作方法が分かりづらい
- ポイントを貯める仕組みがイマイチ伝わっていない
- もっと若者が使いたくなるようなリワードが欲しい!
- SNSを使ったPRが足りない
など、ユーザー目線のリアルな意見が続々と挙がりました。これには市や企業の担当者も思わず「なるほど!」と唸るほどだったそうです。
中間発表・最終発表と段階的なステップで探究力アップ
約300人の3年生が67チームに分かれて、それぞれの視点から地域課題にアプローチ。5月には入間市とスタジオスポビーによる特別授業で探究の第一歩を踏み出し、10月に中間発表、そして1月に最終発表が行われました。
最終発表では、市役所の職員や企業の担当者も出席し、熱のこもったプレゼンテーションをじっくりと評価。中には、SPOBYの知名度アップに“キャラクター”を活用する提案や、歩きやすい街づくりへの提言など、多角的な視点からの提案もありました。
高校生ならではの鋭い提案に大人も感心!
実際に使ったからこそ出てきた率直な感想と提案は、職員や開発側が思いつかなかったようなものも多く、今後のアプリ改善の参考になるものばかり。
特に印象的だったのは、「ゲーム性を持たせてもっと楽しめるアプリにしてほしい」「スタバやマックなど全国チェーンで使えるリワードがほしい」といった、若者ならではのニーズの声。
こうした声を受けて、市と企業側も「すべての意見を反映するのは難しいが、できる限り楽しんでもらえるアプリに改善していきたい」と前向きな姿勢を示しています。
地域と若者がつながる、新しい学びのカタチ
今回の取り組みは、単なる学校の授業を超えて、「若者が地域の主役になる」という実践的な学びの場でした。入間市では今後も小学校・中学校・高校と連携し、ゼロカーボンライフスタイルを始めとした環境教育を進めていく方針。
「いるま生涯学習出前講座」なども随時行われているので、地域ぐるみで未来をつくる学びの輪が広がっていきそうですね。
入間の未来をつくるのは、今を生きる若者たち
「未来の原風景を創造し伝承する」という入間のパーパスにふさわしく、今回の取り組みはまさに、心豊かで幸せなまちづくりの第一歩。
地域課題に関心を持つ企業や市民の皆さんも、ぜひ「いるま未来共創ラボ」などの窓口を通じてアイデアを共有してみてはいかがでしょうか。
そして、今回のように若者の声を活かした取り組みが、これからのまちづくりの中心になっていくことに期待が高まります!
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