さいたま市桜区にある国指定特別天然記念物「田島ケ原サクラソウ自生地」の再生を目指し、クラウドファンディング型のふるさと納税が2024年9月2日からスタートしました。この取り組みは、サクラソウを次世代へと継承し、希少な生態系を守るためのものです。
「田島ケ原サクラソウ自生地」とは?
「田島ケ原サクラソウ自生地」は、絶滅危惧植物であるサクラソウをはじめ、約250種の野草が自生する貴重な湿生植物群落です。首都圏に残る数少ない原野植物群落の一つであり、1920年には日本で初めて天然記念物に指定され、1952年には「特別天然記念物」に昇格しました。
しかし、近年の環境変化による影響で、サクラソウの個体数は最盛期の4分の1、約55万株にまで減少。このままでは野生絶滅の危機に瀕しています。
クラウドファンディングの概要
このクラウドファンディングでは、ふるさと納税の仕組みを活用し、集まった寄附金を以下の目的に使用します:
- サクラソウ減少の要因解明
- 個体数の維持・増加に向けた調査・分析
- 自生地の維持管理
目標額は2,000,000円で、目標金額に達しなくても事業は実施されます。
寄附方法
- ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」専用ページから申し込み
- 寄附申出書を郵送で申し込み(さいたま市のホームページからダウンロード可能)
「田島ケ原サクラソウ自生地」へのアクセス
春には美しいサクラソウが咲き誇る「田島ケ原サクラソウ自生地」へのアクセス情報はこちら:
- 所在地:さいたま市桜区大字西堀ほか
- バス:浦和駅西口または志木駅東口から「さくら草公園」下車、徒歩約3分
- 電車:JR武蔵野線「西浦和駅」下車、徒歩約20分
- 車:国道17号(新大宮バイパス)田島交差点から志木方面へ約1.5km
特典と魅力
寄附者にはふるさと納税制度に基づく税制上の控除が受けられるほか、市外在住の方にはお礼の品も用意されています。さらに、この寄附を通じて日本の自然と文化を未来へ繋げる役割を担えるのも魅力です。
未来への一歩を共に
「田島ケ原サクラソウ自生地」は、日本の自然保護の象徴とも言える存在です。この貴重な生態系を守り、後世へと繋げるため、皆さんのご支援をお待ちしています。