1.華やかなおひな様をめぐる「まちかど雛めぐり」の魅力
早春の恒例イベントとして、すっかり定着している「まちかど雛めぐり」が今年も開催されます。
会場となるのは岩槻駅東口周辺に広がる商店街で、なんと約60ものお店が参加し、それぞれのお店の店先や店内に歴史ある雛人形がずらり。
さらに、老舗の料亭や酒造には愛らしい「つるし雛」が飾られていて、見ているだけで思わず笑顔になってしまいます。まち全体がまるで人形の博物館のような雰囲気に包まれ、散策するだけで春を感じられるところが最大の魅力。
「観る・創る・食べる」の3つのキーワードを楽しみ尽くしながら、ぜひ岩槻ならではの人形文化をじっくり味わってみてください。
2.岩槻ならではの伝統人形文化に触れる絶好のチャンス
岩槻は日本有数の人形産地として有名で、経済産業省指定の伝統的工芸品「岩槻人形」「江戸木目込人形」の職人さんが数多く活躍しています。
元々、周辺で盛んだった桐工芸の副産物「桐粉」を使って人形作りが発展したと言われ、衣裳着人形や木目込み人形など、作り方も多彩。
今回の雛めぐり期間中は、さまざまな施設や商店に歴史的に貴重な雛人形が展示されるほか、現代アレンジの創作作品なども一度に楽しめるため、人形文化の奥深さを体感できるまたとない機会です。
ぜひ、2020年に開館した「さいたま市岩槻人形博物館」にも立ち寄って、岩槻の人形文化を余すところなく堪能してみてください。
3.「創る」体験でオリジナルの作品づくりにチャレンジ
雛めぐりといえば「見る」だけでなく、「創る」も大きな魅力。イベント期間中は、絵の具でおひな様を彩る「おひな様絵付け体験」や、代表的な製作技法である「木目込み人形」の制作体験が開催されます。
自分だけのひな人形や木目込みストラップを作ってみると、伝統工芸の凄さや緻密さをより深く実感できるはず。もちろん、完成した作品はそのままお持ち帰りOKなので、飾っておけば楽しい思い出がよみがえります。
岩槻人形の製作体験を味わえる特別なチャンスなので、お子様から大人の方まで気軽に参加してみましょう。
4.限定グルメやお菓子も楽しめる「食べる」楽しみ
岩槻には老舗の料亭やカフェ、お菓子屋さんが多数点在しており、期間限定の特別メニューや限定商品を味わえるのも「まちかど雛めぐり」ならではの魅力。
和食の豪華な料亭ランチや、ここでしか手に入らないスイーツなど、食べ歩きをしながらまち歩きも楽しめます。
可愛らしい雛モチーフの和菓子なんかもあるので、散策の休憩に立ち寄ってほっこりしたひと時を過ごしてみてください。
5.見逃せないイベント情報とフォトコンテスト
期間中は各所でイベントが盛りだくさん!
例えば、オープニングイベントでは和太鼓やキッズダンス、よさこい踊りなどが行われ、さらにおひな様パレードも見どころのひとつ。
また、愛宕神社には27段の石段に約400体の雛人形が豪華に並ぶ「大雛段飾り」が登場!
雛市や手作り雑貨が手に入る「たまこちフェスタ」なども催される予定で、まち全体が春の一大お祭りムードに包まれます。
期間中に撮影した写真を応募できる「フォトコンテスト」も開催されるので、素敵な一枚を狙って街歩きに出かけてみてはいかがでしょうか。
6.アクセスや日程をチェックして春のお出かけプランを
「第22回 人形のまち岩槻 まちかど雛めぐり」は、令和7年2月22日(土)から3月9日(日)まで。メイン会場は岩槻駅東口周辺の商店街です。
メイン通りだけでなく、少し路地裏に入ると、思いがけない発見があるのも岩槻のおもしろさ。歴史的な建物や老舗のお店を探検しながら、春の街歩きを満喫してください。
イベントの最新情報や参加店舗をまとめたマップなどは、公式ホームページや各SNSで公開されていますので、ぜひ事前にチェックしてからお出かけすると、より一層スムーズに楽しめます。
7.さいたま市岩槻区に足を運んで感じる温かな地域の魅力
人形文化が息づく城下町としての歴史や、日光御成道の宿場町としての面影など、岩槻には日本の伝統や風情が色濃く残っています。
雛めぐりの期間中は、そんな街の魅力が存分に引き出され、初めて岩槻を訪れる方はもちろん、昔から馴染みのある方もきっと新鮮な発見があるはず。
この機会にぜひ、まちかど雛めぐりをめいっぱい楽しんでいただき、岩槻ならではの心温まる春の風景に触れてみてください。
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